榊 英雄さかきひでお
1970年、長崎県五島市生まれ。1995年、PFFスカラシップ作品として古厩智之が監督した「この窓は君のもの」の主演で俳優デビュー。下積み時代を送る中、98年に自主映画「“R”unch Time」を監督する。北村龍平監督の「VERSUS」(00)の準主役に抜てきされ、「ALIVE アライヴ」(02)では主演を務める。その後「あずみ」(03)や「北の零年」(04)、「楽園 流されて」(05)、「ナイト・トーキョー・デイ」(09・スペイン映画・イザベル・コイシェ監督作品)などに出演。
俳優として活動する一方で、07年に「GROW 愚郎」(桐谷健太主演)で商業映画を初監督。「ぼくのおばあちゃん」(出演:菅井きん、岡本健一)(08)に続く「誘拐ラプソディー」(出演:高橋克典、林遼威)(09)で第20回日本映画批評家大賞の新人監督賞を受賞。12年には特撮ドラマ「特命戦隊ゴーバスターズ」で司令官役を演じ、劇場版3作品にも出演。
その後、ジョージ秋山の漫画「捨てがたき人々」(出演:大森南朋、三輪ひとみ、美保純)や、過激すぎる内容から電子書籍として自費出版された小説「木屋町DARUMA」(出演:遠藤憲一、三浦誠己)の実写映画化でメガホンをとる。16年には「トマトのしずく」(出演:小西真奈美、吉沢悠、石橋蓮司)が公開決定。
榊英雄監督作品
- R”unch Time(1998年)
- 第一回インディーズムービー・フェスティバル入選
- 短編映画集 新・刑事まつり ~一発大逆転~「軍団刑事っ!」(2003年)
- 短編映画集 監督感染-DIRECTORS INFECTION-「終着駅の次の駅」(2003年)
- GROW -愚郎-(2007年)
- ぼくのおばあちゃん(2008年) - 第21回東京国際映画祭日本映画ある視点部門選出
- 誘拐ラプソディー(2009年) - 第20回日本映画批評家大賞新人監督賞受賞、イタリア・ウディネ国際映画祭銀賞
- フラワーカンパニーズ ドキュメンタリー映画「終わらないツアー」(2011年)
- 捨てがたき人々(2014年) - 第26回東京国際映画祭コンペティション部門ノミネート、パリ・キノタヨ映画祭批評家大賞
- 甲斐バンド短編映画集 破れたハートを売り物に「父と息子」(2015年)
- 流し屋 鉄平(2015年) - 東映Vシネマ ・木屋町DARUMA(2015年)
- トマトのしずく(2016年公開決定)
- テレビ東京ドラマ 俠飯〜おとこめし〜(2016年)
- メーテレドラマ まかない荘(2016年)
- メーテレドラマ まかない荘2(2017年)
- アリーキャット(2017年)
- 生きる街(2018年)
- NHKミステリースペシャル 満願 第二夜「夜警」(2018年)
- メーテレドラマ ぼくらのショウタイム(2019年)
- テレビ東京ドラマ ミリオンジョー(2019年)
- NHKドラマ 決してマネしないでください。(2019年)
- 暴力無双 -サブリミナル・ウォー(2021年)
- メーテレドラマ ワンモア(2021年)
- 蜜月(2022年)
- ハザードランプ(2022年)